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⑴ 一人親家庭に対する福祉医療費支給事業

 一人親家庭の福祉の増進と健康の保持を図るため、保険診療の自己負担金を全額助成する制度で ある。

 昭和 49 年(京都府は昭和 50 年)より制度が発足し、満 18 歳に達する日以降の最初の 3 月 31 日ま での間にある母子家庭児童とその母及び両親のいない児童を対象に助成してきた。

 平成 25 年 8 月診療より父子家庭を含む一人親家庭児童とその親を対象とするように拡大するとと もに、制度名称を「母子家庭に対する福祉医療費支給事業」から「一人親家庭に対する福祉医療費 支給事業」に改正した。

 なお、所得制限がある。

⑵ 重度心身障害者に対する福祉医療費支給事業

 重度心身障害者の福祉の増進と健康の保持を図るため、保険診療の自己負担分を、全額助成する 制度である。

 昭和 49 年(京都府は昭和 50 年)より制度が発足し、現在、身体障害者手帳 1、2 級所持者若しくは、

知能指数(IQ)35 以下の判定を受けた者、又は、身体障害者手帳 3 級を所持し、知能指数(IQ)50

表 7 -50

年  度 診 療 日 数 受 診 者 数

平 成 24 年 度 51 延 308

平 成 25 年 度 51 延 290

平 成 26 年 度 51 延 277

平 成 27 年 度 52 延 349

平 成 28 年 度 52 延 352

表 7 -51 平成 28 年度実績

区分 対     象 受 給 者 数 補 助 率 扶助費(千円)

府 18 歳までのひとり親家庭児とひとり親家庭

児を扶養する親及び両親のいない児童 4,184 府 1 / 2 131,863

以下の判定を受けた者を助成対象としている。

なお、所得制限がある。

⑶ 老人に対する福祉医療費支給事業

 老人の健康の保持と明るいくらしを図るため、昭和 45 年以来、老人医療費を支給している。

 老人に対する福祉医療費支給制度は、65 歳から 69 歳までの、所得税が課税されない世帯の老人、

寝たきり老人、老人世帯の老人、独居老人などを対象とし、保険診療の自己負担分から高齢者の医 療の確保に関する法律に規定のある一部負担金相当額(平成 27 年 4 月 1 日以降、一部負担金 1 割負担 については、2 割負担となる)を控除した医療費を助成する制度である。

 なお、所得制限がある。

⑷ 重度心身障害老人健康管理事業

 障害老人の福祉の増進を図るため、昭和 58 年より制度が発足し、後期高齢者医療制度の被保険者 のうち、身体障害者手帳 1、2 級所持者若しくは知能指数(IQ)35 以下の判定を受けた者、又は、身 体障害者手帳 3 級を所持し、知能指数(IQ)50 以下の判定を受けた者に対して、高齢者の医療の確 保に関する法律第67条第1項に規定する一部負担金に相当する額を健康管理費として支給している。

なお、所得制限がある。

⑸ 子育て支援医療費支給事業

 乳幼児、小学生及び中学生の健康保持と増進を図り、あわせて日常生活における経済的負担を軽 減するため、保険診療における自己負担分から一部負担金を除く医療費を助成する制度である。

 平成 5 年 10 月 1 日から 0 歳・1 歳児を対象に医療費無料化の制度を実施。

 平成 8 年 12 月診療から入院について、2 歳児まで対象年齢を拡大。

 平成 11 年 1 月診療から外来(入院外)についても 2 歳児まで対象年齢を拡大。

 平成 12 年 4 月診療から市独自制度として、入院について 3 歳児まで対象年齢を拡大。

 平成 15 年 9 月診療から入院・外来ともに対象を小学校就学前まで拡大(ただし、外来については、

表 7 -52 平成 28 年度実績

区分 対    象 受 給 者 数 補 助 率 扶助費(千円)

府 74 歳以下の者(後期高齢者医療制度の被保

険者を除く)で重度心身障害のある人 1,763 府 1 / 2 297,324

表 7 -54 平成 28 年度実績

区分 対    象 受 給 者 数 補 助 率 扶助費(千円)

府 後期高齢者医療制度の被保険者で重度心身

障害のある人 1,684 府 1 / 2 153,646

表 7 -53 平成 28 年度実績

区分 対    象 受 給 者 数 補 助 率 扶助費(千円)

府 65 歳から 69 歳までの所得税が課税されな い世帯の老人、寝たきり老人、老人世帯

の老人、独居老人など 5,501 府 1 / 2 223,637

 平成 18 年 1 月診療から市独自制度として外来の無料化を 4 歳未満まで拡大するとともに、小学校 1 年生から小学校 3 年生の入院について、1 ヶ月の自己負担額が 8,000 円を超えた額を助成する制度を 開始。制度名称を「乳幼児医療費支給事業」から「子育て支援医療費支給事業」に改正。

 平成 19 年 9 月診療から外来について、4 歳から小学校就学前までの幼児を対象に、償還払いの基 準を 3,000 円に改正、入院について小学校 6 年生まで無料化の対象を拡大。

 平成 24 年 9 月診療から市独自制度として、外来無料化の対象を小学校就学前まで拡大、1 ヶ月の 自己負担が 3,000 円を超えた額を助成する対象を小学校 6 年生まで拡大。

 平成 25 年 9 月診療から、市独自制度として外来無料化の対象を小学校 3 年生まで拡大。

 平成 26 年 9 月診療から、市独自制度として外来無料化の対象を小学校 6 年生まで拡大。

 平成 27 年 9 月診察から外来について、1 ヶ月の自己負担が 3,000 円を超えた額を助成する対象を中 学校 3 年生まで拡大、入院について中学校 3 年生まで無料化の対象を拡大。

 所得制限はない。

⑹ 後期高齢者医療制度

 後期高齢者医療制度は、国民皆保険を堅持し医療保険制度を将来にわたって安定的で持続可能な ものとするため、平成20年4月から高齢者の医療の確保に関する法律に基づき実施された制度である。

 京都府後期高齢者医療広域連合が運営主体として保険料の決定、医療の給付、被保険者の認定な どを行う。市町村は住所変更や給付申請などの届出窓口となるほか、保険証の引渡しや保険料の徴 収、健康診査、広報活動、相談窓口として制度の円滑な運営に協力する。

ア. 後期高齢者医療被保険者

 75 歳以上の方又は 65 歳以上 75 歳未満で一定の障害があると広域連合の認定を受けた方      

イ.保険料(平成 28 年度)

   年間保険料  =  均等割額    +      所得割額

 (限度額 57 万円)  被保険者一人当たり    総所得金額等-基礎控除額          48,220 円      (33 万円)

        

低所得者への軽減措置がある。

表 7 -55 平成 28 年度実績

区分 対    象 受 給 者 数 補 助 率 扶助費(千円)

府 0歳から中学校3年生までの者 21,114 府 1 / 2 168,717 市 3 歳から小学校 6 年生までの者に係る外来 - - 275,432

表 7 -56 単位:人

年 度 被保険者数 内 65 歳から 75 歳 未満の被保険者数 平成 28 年度 22,866 317

〔   〕〔 (     )

× 9.61%

ウ.給付

  ○ 定率 1 割又は 3 割負担

   ・現役並み所得者は、3 割負担

   ・低所得者Ⅱは、住民税非課税世帯の者

   ・低所得者Ⅰは、世帯の所得が一定基準以下の者

    ※ 1「+1%」は医療費が 267,000 円を超えた場合、超過額の 1% を加算

    ※ 2[ ]内は後期高齢者医療制度において、過去 12 ヶ月以内に世帯ですでに 3 回以上        の高額療養費が支給されている場合、4 回目からの額

エ. 療養給付費等負担金

 高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、本市の被保険者に係る「療養の給付に要する費 用の額」から「特定費用の額」を控除した額の 12 分の 1 に相当する額を京都府後期高齢者医療 広域連合に対して負担した。

オ. 後期高齢者医療事業特別会計

表 7 -57 自己負担限度額(月額)

区 分 外来(個人) 外来+入院(世帯単位)

現役並み所得者 44,400 円 80,100 円 +1%(※ 1)

[44,400 円](※ 2)

一 般 12,000 円 44,400 円 低 所 得 Ⅱ

8,000 円 24,600 円

Ⅰ 15,000 円

表 7 -58 単位:千円

年 度 負 担 金 平成 28 年度 1,577,155

表 7 -59 単位:千円

歳   入 平成 28 年度 後 期 高 齢 者 医 療 保 険 料 1,940,896 使 用 料 及 び 手 数 料 108

繰 入 金 474,161

諸 収 入 52,744

繰 越 金 11,753

合   計 2,479,662 歳   出 平成 28 年度

総 務 費 53,924

後期高齢者医療広域連合納付金 2,335,735 保 健 事 業 費 74,254

諸 支 出 金 4,933

合   計 2,468,846

⑺ 健康増進・介護予防  ① 健康教育・健康相談

 生活習慣病の予防及び健康の保持増進に必要な知識を普及するために教室や相談を実施している。

 ② 各種検(健)診事業

 平成 29 年度 各種検(健)診事業内容

③ 訪問指導、機能訓練事業

 健康増進法により、40 ~ 64 歳の成人を対象に、看護師等の専門職員が、訪問して心身の健康 を保つための相談やアドバイスを実施している。

表 7 -60

項目

健(検)診名 対象者 一部負担金 内容健(検)診 期間日程 場所

胃がん検診 受診日に

満40歳以上 600円 免除事項有り(市民税非課税世帯の人  生活保護世帯の人  中国残留邦人  

 

等の支給給付世帯の人  受診日に満

75歳以上の人)

問診・胃部レントゲン

(バリウム)検査 7月18日~

12月14日

市内各会場 肺がん検診 受診日に

満40歳以上

(たんの検査 無料  は容器代  300円)

問診・胸部レントゲン検査

たんの検査(必要者のみ) 7月18日~

12月14日 結核健診 受診日に

満65歳以上 無料 問診・胸部レントゲン検査 7月18日~12月14日 市内各会場

子宮頸がん 検診

受診日に満20歳 以上で西暦偶数 年生まれの女性 及び西暦奇数年 生まれで前年度 対象かつ未受診

の女性

1,100円 問診・視診・細胞診・内診

6月1日~

12月28日

京都府下の 産婦人科医 療機関(一 部医療機関 は除く)

乳がん検診

受診日に満40歳 以上で西暦偶数 年生まれの女性 及び西暦奇数年 生まれで前年度 対象かつ未受診

の女性

1,500円 問診・視診・触診 マンモグラフィ検査

協力医療機 関(宇治市、

城陽市、久 御山町)

大腸がん検診 受診日に

満40歳以上 700円 問診・免疫便潜血検査

6月1日~

10月31日 前立腺がん

検診

満55歳以上の受診日に

男性 500円 問診・血液検査 肝炎ウイルス

検診

当該年度中 に40歳以上 受診歴の無い人本検診の

800円 問診・血液検査 6月1日~

10月31日

健康診査

当該年度中 40歳以上で 生活保護世帯の人 中国残留邦人等の

支援給付世帯の人 無料

問診・身体計測 理学的検査

尿検査・血液検査 6月1日~

10月31日

協力医療機 関(宇治市、

城陽市、久 御山町)

成人歯科健診 満40・50・

60・70歳 問診・口腔内診査

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